今年も岩手県の山奥にイワナ、ヤマメ、山菜を求めて行ってきました。

5月11日、昼過ぎ大宮駅から東北新幹線に乗車。盛岡駅から約1時間半。銀河鉄道花輪線の某駅には、夕方5時過ぎ到着。釣りの定宿では、おかみさんが懐かしそうに温かく迎えてくれました。

翌12日早朝4時半、宿の駐車場で青森陸奥横浜から徹夜で車を走らせてきた元同僚のA氏と合流。
A氏は、私の釣りの師匠。いつもわたしの数倍は釣り上げる達人。フォークギターをたしなみ高田渡の大ファンでもある。
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早速身支度を整え、いざ渓流へ。冷たい雨と強い風に見舞われたが、釣りへのはやる気持ちがはるかに勝る。
朝8時までの釣果は、私が6匹、師匠は14匹。

こうして始まった今回の釣行。2日目は、東京在住の新聞記者のO氏も合流。O氏は、文化面担当のベテラン記者で、日本の文化人に広い人脈を持つ。紙面にも、取材記事がよく掲載される。釣果より山菜をたくさん採っていくことを奥様から義務付けられているとのこと。そして、こよなくお酒を愛している。
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2日目の昼過ぎからは、初夏のよう。やっと芽吹いたばかりの木々、いろんな若い葉の淡い色に包まれてなんて幸せなんだ。釣りも忘れてあたりの山々を眺める。

2日間朝4時起き、5時から夕方陽が沈むまでたっぷり渓流に。そのうち約3時間は、山菜とり。我々グループの発見した秘密の急斜面一面の自然のウド畑。今年も取りきれないほど。
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ハプニング  その1  (毎年、何かどうか必ず思わぬことが起こります)
  ミツバチ集団に襲われる。
  林道の脇に食べごろのタラの芽数本発見。取り始めたら顔の周辺にぶーんぶーん羽音。アブにしては時期が    早いなと思いふと脇の藪を見ると、ミツバチの養蜂箱が数十個。ますます数を増す、これは危ない。帽子で払いのけ退散。少し離れて帽子をかぶったとたん、頭のてっぺんにチクり。帽子の中に1匹残っていたのだった。額も数か所さされてしまった。

ハプニング  その2    キジの逆襲
  山の中腹にタラの芽を発見。急斜面を上る。木の手前に一抱えぐらいの岩があった。そこを超えたとたん、バサバサバサーと大きな塊が私に向かってきた。うわーととっさにのけぞった。なんと、キジが飛び立っていった。
キジもまさか人が来るとは、思ってもいなかったのだろう。キジ君わるかったなー。ごめんね。

ハプニング  その3  全身屈伸浮遊入浴法開発
  冷たい沢に浸かっていると体中は冷える。宿のお風呂はほんとに楽しみの一つ。風呂が沸いたよーとのご主人の声。待ってました。シャワーで体をあらい浴槽に。アレー。湯の下の部分は冷たーい。なんだ沸いてないよ。全身を折り曲げなんとか暖かい上の層に浮かせた。少し温まったからと、体を納得させ着替えた。しかし、なんかおかしい。そうか、旅館だから女性・男性用の風呂があるはずだと思い出し、隣の風呂場を見る。なんと、こちらは、目いっぱいあふれるように湯がこぼれていた。がっくり。ふたたび着替えて入りなおしたのでした。年は取りたくないなー。

 たっぷり、一年分の英気をいただいた渓流行でした。宿のおかみさん、ご主人、そして渓流の悪友たち、みなさん元気でねー。また来年も楽しませてください。
  
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  帰りの車窓から望む岩手山。ふもとは、田植えの準備中。